コロナ渦の中、事業の見直しなどでECサイト（ネットショップ）を始めたいと言うご相談がとても増えています。コロナの影響で経営が良くないので早急に立ち上げたいというよりは、長期的にみて事業形態の見直しなどを検討する会社様が増加しています。
ECサイトを立ち上げる際は多くの事を検討する必要があります。例えば最近テレビコマーシャルで「ネットショップを0円で！」的なものがありますが、確かに0円でサイトを立ち上げる事はできますが、機能的にとても扱いにくく、0円と言いつつ販売した際の手数料が高額なため、何も売れなければ0円で済みますが、いざ商品が売れていくと、その手数料の金額に驚く事になります。
趣味レベルで立ち上げるのであれば初期コストがかからないというのはとても魅力ですが、事業用としてはあまりおすすめできません。
ECサイト構築でまず検討する必要があるのが、そもそのどの程度の商品数があり、どの程度の販売が見込めるかという事です。
月1億円の売り上げが見込めるのであれば、500万円かけて制作しても問題無いはずですが、月10万円ほどの売り上げ見込みであればそうも行かないことは簡単に想像ができます。
またどのような運用で、どの程度の機能が必要なのかも検討する必要があります。会員管理、商品管理、販売管理、決済方法等。また特殊な商品を扱うのであれば、それに対応するような機能が必要になる場合もあります。
売れない事を前提でECサイトを立ち上げる方は少ないと思いますので、実際に販売数が増えてきた際の、ランニングコスト、決済手数料、サイト・システム保守、宣伝費用等、費用対効果を慎重に検討する必要があります。
高額な開発費をかけられるのであれば良いですが、そうでなければ初期の段階ではある程度妥協し売り上げの向上に合わせて拡張するといった事も必要になります。
クレジットカードの導入も以前はゲートウェイの構築などが複雑で開発コストもかかりましたが、現在は比較的簡単に導入する事ができます。カード決済については、決済金額の3%〜4%の決済手数料がかかる事も考慮する必要があります。
さほど大規模なサイトでなければ、皆様がご存じのWordpressでECサイトを立ち上げる事ができます。メジャーなのがWooCommerceというプラグインで、Wordpressに追加する事で、商品管理、決済、会員管理といった一通りの機能が使えるようになります。
WooCommerceは海外製のため、敬遠される事も多いですが、世界的に利用されているので、情報や追加機能も豊富にあり、国内製でも優れたプラグインは存在しますが、長期間利用することを考えればWooCommerceを選択するのがおすすめです。
またデザインのカスタマイズも比較的柔軟性がありますので、おしゃれなECサイトが欲しいという場合にも最適です。
以前と比較するとECサイトも簡単になっていますので、通常店舗での物販しかしていないというのであればネット販売を検討されても良いかもしれません。
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