
ホームページを新しく作りたい、あるいは古くなったホームページを作り直したいと考えたとき、多くの方が最初に迷うのが「何から始めればよいのか」という点です。制作会社に相談する前に全体の流れを知っておくと、打ち合わせの内容も理解しやすくなり、スケジュールの見通しも立てやすくなります。
この記事では、ホームページ制作を発注してから公開するまでの基本的な流れを、各ステップの目安期間とあわせてご紹介します。
1. 目的と要件の整理
最初に行うのは、ホームページを作る目的をはっきりさせることです。会社の紹介をしたいのか、商品やサービスを紹介したいのか、採用活動に使いたいのかによって、必要なページやデザインの方向性が変わってきます。
あわせて、予算やおおよそのスケジュール、公開したい時期についても、社内である程度整理しておくと、制作会社とのやり取りがスムーズになります。
目安期間:1週間〜2週間
2. 制作会社への相談・見積もり
目的が整理できたら、制作会社に相談し、見積もりを依頼します。この段階で、目的やイメージを伝えることで、どのくらいの規模のホームページが必要か、費用感やスケジュールの目安を提示してもらえます。
複数のページ構成やデザインの参考例を見せてもらいながら、自社のイメージに近いものを一緒に探していく流れになることが多いです。
見積もりの内容には、デザインやコーディングの費用だけでなく、公開後の保守・更新にかかる費用や、サーバー・ドメインといった維持費用が含まれているかどうかも、あわせて確認しておくと安心です。
目安期間:2週間〜1ヶ月
3. 企画・構成の検討(サイトマップ作成)
ホームページにどのようなページを用意するかを決める工程です。トップページのほか、会社概要、サービス紹介、お問い合わせなど、必要なページを洗い出し、ページ同士のつながりを整理した「サイトマップ」を作成します。
このサイトマップが、その後のデザインや原稿作成の土台になります。
目安期間:1週間〜2週間
4. デザインの制作
サイトマップをもとに、実際の見た目となるデザインを作成します。トップページのデザインを先に確認し、方向性を決めたうえで、他のページのデザインに展開していくことが一般的です。
色やレイアウト、写真の使い方など、会社の雰囲気が伝わるデザインになっているかを、この段階でしっかり確認しておくことが大切です。
目安期間:2週間〜1ヶ月
5. 原稿・素材の準備
ホームページに掲載する文章(原稿)や、会社の写真、ロゴなどの素材を準備します。原稿は制作会社が用意してくれる場合と、発注側で用意する場合があるため、事前にどちらが担当するかを確認しておくとよいでしょう。
この工程は、依頼する側の準備状況によって期間が大きく変わりやすいポイントでもあります。
目安期間:2週間〜1ヶ月(準備状況により変動)
6. コーディング・システムの実装
デザインが確定したら、実際にブラウザで表示できる形にする作業に入ります。お問い合わせフォームや、スマートフォンでも見やすくする対応なども、この段階で組み込まれます。
目安期間:2週間〜1ヶ月
7. テスト・確認
公開前に、パソコンやスマートフォンなど、複数の環境で正しく表示されるかを確認します。リンク切れがないか、フォームからきちんと送信できるかなど、細かな部分までチェックする工程です。
依頼側でも、実際に画面を見ながら誤字脱字や表現の確認を行っておくと安心です。
目安期間:1週間〜2週間
8. 公開
確認が完了したら、いよいよホームページを公開します。公開後すぐに検索結果に表示されるわけではないため、公開時期は余裕を持ってスケジュールしておくことをおすすめします。
9. 公開後の運用
ホームページは公開して終わりではありません。情報の更新や、不具合が起きていないかの確認など、公開後の運用も必要になります。運用をどこまで自社で行うか、制作会社に依頼するかも、あわせて検討しておくとよいでしょう。
スケジュールが延びやすいポイント
制作期間が当初の予定より延びてしまう主な原因は、実は制作会社側の作業ではなく、依頼する側の準備にかかる時間であることが少なくありません。特に、原稿や写真などの素材の準備、社内での確認・承認に時間がかかるケースがよく見られます。
余裕を持ったスケジュールにしたい場合は、原稿の担当者をあらかじめ決めておく、社内の確認フローを事前に整理しておくといった準備が、結果的にスムーズな進行につながります。
まとめ
ホームページ制作は、目的の整理から始まり、企画、デザイン、原稿準備、実装、確認を経て公開に至ります。規模にもよりますが、全体でおおよそ2〜3ヶ月程度を見込んでおくと、余裕を持って進めやすくなります。
全体の流れを事前に知っておくことで、制作会社との打ち合わせもスムーズになり、スケジュールのずれにも落ち着いて対応できるようになります。これからホームページ制作を検討される方の参考になれば幸いです。
